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2015年度ハイライト

事例2 販促・納品支援 産物販売サポート 海外販路拡大サポート

動画で見る見守りサポート

青森県の農林水産物の流通拡大のために クール宅急便を使って、国内へ、海外へ。販路拡大を多面的にサポート。

本州最北端に位置する青森県。その食糧自給率は120%近くあり、全国平均の約3倍にもなります。
りんごをはじめ、にんにく、ごぼう、ながいもは日本一の収穫量を誇り、魚介類ではヒラメ、ホタテ、ウニなどが有名です。
そんな青森県が経済活性化の手段として打ち出したのが「攻めの農林水産業」、つまり農産物や水産物を全国へ、さらに海外にも売り出していくことです。
しかし、従来の物流システムでは、鮮度が重要な魚介類や青果物を翌日に配送できるエリアは東北地方を中心とした近隣エリアに限られていました。そこで、このような青森県の抱える課題に対して、ヤマト運輸は「クール宅急便」を活用し、青森県の新鮮な農産物や水産物を日本全国へ、さらには海外へと、翌日配達できる地域を大幅に拡大する物流改革を提案しました。

翌日の午前中にお届けできる割合が
7.5%から84.7%に。

2014年7月、ヤマト運輸と青森県の間で「青森県総合輸送プラットホーム構築に係る連携協定」を締結し、鮮度が重要な農林水産物のスピード輸送の実現を目指した取り組みがスタートしました。

まずヤマト運輸は通常の宅急便の幹線輸送とは別に「青森−仙台間」の幹線ルートを新設。また、特に翌日配達が困難だった中部から九州へは、仙台から大阪まで航空輸送ネットワークを利用し、大阪から陸送することとしました。これによって、日本国内の居住者に対し、発送翌日の午前中にお届けできる割合が7.5%から84.7%へ大幅に増加。また、大阪から沖縄を経由して香港や台湾などへも最短翌日に荷物を届けることができるようになりました。

輸送時間の短縮と、クール宅急便を活用した鮮度・品質を保持した付加価値の高い物流によって、青森県産品の国内外への流通拡大を支援するこの輸送サービスは、「A!Premium」と名付けられ2015年4月27日から運用を開始しました。

青森県は説明会などを通じて、「新たなビジネスチャンスの獲得」「生産者・漁業者の所得向上」という「A!Premium」の狙いを積極的に告知してきたことから、サービスを利用する事業者は順調に増えています。利用者からは「小ロットからでも出荷できるというメリットがとても大きい」「自分たちがつくったものを直接消費者に届けられることが嬉しい」などの声をいただいています。

写真:荷物にはA!Premium対象品であることを示すステッカー貼付荷物にはA!Premium対象品であることを示すステッカー貼付

写真:鮮度が重要な生鮮品は保冷機能付きトラックで輸送鮮度が重要な生鮮品は保冷機能付きトラックで輸送

ヤマト運輸のサービスによる配達地域の変化

図:ヤマト運輸のサービスによる配達地域の変化

競争力の高い日本の食材を国際クール宅急便で
香港、台湾、そしてシンガポールへ。

「A!Premium」によって、国内だけでなく海外への販路拡大につながる新たな商流も生まれつつあります。

「A!Premium」のテスト期間中であった2015年2月、香港の高級日本食レストランチェーンが、国際クール宅急便(冷蔵)を利用して青森県産の活ホタテを仕入れました。レストランチェーンの責任者は香港に届いた商品のあまりの鮮度の良さとおいしさに驚き、「A!Premium」の本稼働後の6月からは青森県産の活ホタテ、ヒラメ、生ウニを仕入れ、青森フェアも開催されました。新鮮さを売りにした刺身などは、通常に比べ2割程度高い販売価格にもかかわらず、現地の消費者から大変好評を得ています。

ヤマト運輸は2013年10月に、世界初の国際間一貫保冷小口輸送サービス「国際クール宅急便」サービスを香港向けに開始し、2015年には台湾、シンガポールへとサービス提供地域を拡大してきました。

このような海外市場への販売拡大の取り組みは、同じ課題を持つ他の地方自治体とも連携し推進しています。例えば、2015年3月には、熊本県がヤマト運輸と連携し、専用通販サイト「くまもと美食倶楽部」を立ち上げ、熊本県産のイチゴやトマト、マダイなどの販売を開始しています。また、愛媛県、宮崎県でも同様に県産品の国内外への流通拡大に関する連携協定を締結しています。

新潟県南魚沼市でも、2015年6月から温泉熱を利用したハウス栽培の「ゆきぐに温泉マンゴー」などを香港の通販サイトで紹介し、販売を開始しました。海外への販売では、商品代金の回収に関わる決済だけでなく検疫・通関などの手続き、書類作成などのサポートも実施していきます。

これからも、グループ各社の持つ「機能」と「ネットワーク」を活かした多面的なサポートで、地域経済の活性化を目指す地方自治体や生産者を後押ししていきます。

写真:香港のお客さまへ荷物をお届けする香港ヤマト運輸の車両香港のお客さまへ荷物をお届けする香港ヤマト運輸の車両

写真:香港の日本食レストランに到着した青森県産の活ホタテ香港の日本食レストランに到着した青森県産の活ホタテ

写真:香港で提供される青森県産活ホタテの刺身香港で提供される青森県産活ホタテの刺身

世界初 香港向けの国際間一貫保冷小口輸送サービス「国際クール宅急便」

「24時間365日スピード通関」を実現する沖縄国際物流ハブを活用した輸送リードタイムの短縮、 徹底した温度管理による保冷(冷蔵・冷凍)輸送によって、 青森県のおいしい農林水産物をより新鮮なまま香港にお届けできます。

図:世界初 香港向けの国際間一貫保冷小口輸送サービス「国際クール宅急便」

香港の日本食レストランチェーンの責任者様から 鮮度の良さとおいしさに驚いています。

商品が日本から発送された翌日に香港に届くので、その鮮度の良さに驚かされます。活ホタテの刺身は通常より高い価格設定にも関わらず、1日30食も注文がある人気メニューですし、食材の鮮度の良さは他店との差別化にも役立っています。

今後も新たな食材の輸入を予定しているので、どんな商品が届くか楽しみにしています。

写真:MAXIM’S CATERERS LTD. 千両寿司部門 責任者 BEN YU 様

MAXIM’S CATERERS LTD.
千両寿司部門 責任者
BEN YU 様

香港ヤマト運輸担当者 日本食材へのニーズは年々高まっています。

香港から日本への旅行客は年々増えており、日本で食べておいしかったものを香港でもまた食べたいというニーズが高まっています。

日本食のレストランも増えていて、特にお寿司をはじめとした新鮮な魚介が人気です。千両寿司様からも国際クール宅急便が実現した活ホタテの「鮮度の良さ」を高く評価していただいています。

写真:香港ヤマト運輸有限公司 営業主任 PEGGY CHEUNG

香港ヤマト運輸有限公司
営業主任
PEGGY CHEUNG

青森県知事から 自慢の県産品をより多くの人に味わっていただけるようになりました。

青森県は首都圏などの大消費地から遠く、物流面で「時間」「距離」「コスト」という3つの課題を抱え、自慢の青森県産品をお客さまにお届けしたくても、思うようにできませんでした。私は就任以来、「攻めの農林水産業」を推し進め、2014年7月にヤマト運輸と協定を締結し、物流面での支援をいただき課題解決に取り組んできました。

この協定に基づいて、2015年4月から開始した「A!Premium」は、ヤマト運輸の持つスピード輸送と保冷一貫輸送を活かして、「より早く」「より遠く」「より安く」青森県産品をお客さまの元へお届けする新しい輸送サービスです。「A!Premium」の開始により、青森県の地理的なハンディキャップを克服し、新鮮でおいしい青森県産の野菜や果物、魚介類を日本全国だけでなく、海外のお客さまにも味わっていただくことができるようになり、心から感謝しています。このチャンスを最大限に活かすよう、県を挙げて取り組みを盛り上げていきたいと思っています。

青森県知事 三村 申吾 様

青森県知事 三村 申吾

特集 社会から一番愛され信頼される会社を目指して――ヤマトグループのCSV

事例1 生活支援 見守りサポート

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