第36号
平成14年9月3日

低硫黄軽油利用への取り組み
 
  ヤマト運輸株式会社(東京都・社長 有富 慶二)は、東京都の環境確保条例に沿い車両走行におけるディーゼル微粒子を除去する目的で、酸化触媒を利用しています。この度、東京都が酸化触媒のさらなる普及を図る目的で主催した9月2日の低硫黄軽油記念式典に参加しましたのでお知らせします。
 

1. 既存車両における当社の環境確保条例への取り組み
2003年10月から実施される、ディーゼル車に対する排出ガス規制に対応するために、酸化触媒を取り付けた車両3台(東京都)を保有すると共に、酸化触媒装置を利用するのに必要な低硫黄軽油を2001年7月より自家スタンド(東京都)で供給しています。今後は一般ガソリンスタンドへの低硫黄軽油の普及を見ながら、順次、酸化触媒装置の取り付けを進めていきます。

2. 式典について
東京都は酸化触媒装置の普及を図るため、平成14年9月2日から中 旬にかけて、都内144箇所のガソリンスタンドで低硫黄軽油の供給を開始します。この度、その開始を記念する式典で低硫黄軽油供給のデモンストレーションが実施され、弊社はウォークスルー車を提供し協力しました。

3. 用語説明
酸化触媒  : 触媒の持つ酸化力により、PM(粒子状物質)CO(一酸化炭素)およびHC(炭化水素)を減少させる装置。この装置を利用するためには、低硫黄軽油を使用する必要がある。
低硫黄軽油: 硫黄分が50ppm(低公害タイプ)の軽油。現行軽油は500 ppmの硫黄分が含まれている。

以 上


低硫黄軽油記念式典の様子


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