第74号
平成15年3月14日

新型荷役機器「リフター」の導入のお知らせ

 ヤマト運輸株式会社(東京都・社長 有富 慶二)は、フォークリフトに替わる荷役機器として「リフター」を本格導入し、地域における営業活動において、今まで以上にCO2削減と騒音防止に努力するとともに、作業の安全性と効率を高めます。
 
 
1:背景
ヤマト運輸は現在「新生進化3か年計画」のもと、今まで以上にきめ細かくサービスを行う目的で全国における宅急便の営業拠点を5000箇所を目標に、出店を進めています。所在拠点の地域の皆さまとより良い関係を築くとともに、構内における作業を安全で効率良くするために、フォークリフトに替わる荷役機器を導入することにいたしました。
 
2:導入場所
全国のヤマト運輸宅急便センター
 
3:導入台数
平成15年2月末現在約40台を導入済みです。平成15年度は全国で約150台を導入する予定です。
 
4.リフターの特長
(1) フォークリフトを1年間フル稼動させた時に比べて、電力使用量とそれに伴なうCO2排出量が4分の1以下になる。また電気代がかからないのでランニングコストも安い。
(2) 作業時の音量がフォークリフト90デシベル(注1)に対し、70デシベルで、騒音が少ない。
(3) フォークリフトに比べて価格が大幅に安く、イニシャルコストが少ない。
(4) 専用の免許が要らない
(5) 手押しで移動できる。
(6) 年次検査の必要がない。
注1: デシベル(dB)。音の強さのレベルを表す単位。音の波動の振幅の大きさをレベルで表したもの。人間が聴取する音の大きさは0デシベルから140デシベルの間にあると言われる。ちなみに、1m離れた場所での会話は60デシベル、混雑した街中の騒音は80デシベル。
 
5.製造・販売元
製造:森山鉄工(石川県・社長 森山 清次)
販売:日邦産業(愛知県・社長 大塚 眞治)
 
6.今後の取組み
新規出店に際して導入環境が整っていれば基本的に導入していきます。また既存のフォークリフトの代替えとしても使用していきます。
 
 
以 上


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