平成18年10月20日
ヤマトホ−ルディングス株式会社

ヤマトロジスティクス(株)と郵船航空サービス(株)、共同混載を開始


  ヤマトグループのヤマトロジスティクス株式会社(代表取締役社長 小川 悦男)と郵船航空サービス株式会社(代表取締役社長 矢野 俊一)は、本年5月に発表した戦略的業務提携の基本合意に基づき、本日、協定書(「共同積荷に関する協定書」)を締結し、来週23日(月)より、共同混載を開始致します。


1. 趣旨
    この共同混載実施は、本年5月に締結した基本合意の主要事項のひとつであり、両社は、これまで準備を進めて参りました。今般、混載システムのEDI 化をはじめとする対応準備が完了したため、運用を始めることと致しました。
  これにより、両社における収益性向上による企業体質の強化、並びに、お客様へのよりよい輸送サービスの提供が可能となります。

2. 内容
    第1フェーズとなる今回の共同混載は、成田国際空港発の12の仕向地を対象と致します。10月23日から世界6都市(北米向2、欧州向2、アジア向2)へ向けて運用を開始し、11月には5都市(北米向2、欧州向2、アジア向1)、2007年1月には1都市(アジア向1)について開始する予定です。5都市(北米向2、欧州向2、アジア向1)、2007年1月には1都市(アジア向1)について開始する予定です。
  第2フェーズとしては、中部国際空港発、関西国際空港発の共同混載を2007年1月より開始する予定であり、以後、順次、共同混載の仕向地を増やしていく予定です。
  さらに、両社の混載システムのEDI 化により、予約業務・混載仕立業務の標準化、精算業務の簡素化、及び輸送関連情報の共有化を図りつつ、効率的でより高度な輸送品質の提供を目指して、ULD 対応を積極的に推進して参ります。
   
注1 混載: 複数の顧客の貨物をまとめ、1つの貨物として航空会社へ輸送委託すること。「共同混載」とは、何社分かの貨物をまとめたA 社と、同様に何社分かの貨物をまとめたB社とが、夫々の貨物をさらに1つにまとめて、A 社(またはB 社)の貨物として航空会社へ輸送委託することをいう。
     
注2 ULD 対応: ULD(=Unit Load Device。航空機へ搭載する貨物をある分量まとめて載せるパレット型やコンテナ型の器具。)への貨物の組み付けを、通常、航空会社に委託するものを、自社で行うこと。1つのULD を自社の取扱い貨物で占有できるため、到着地側では、ULD に組みつけられたままの状態で、航空会社から貨物を引き取ることが可能になる。即ち、到着から引取りまでの時間が短縮されるほか、盗難・紛失防止にも効果がある。

以上

【お問合せ先】
ヤマトホ−ルディングス(株)広報担当 大庭・伊藤(03-3248-5806/5822)まで


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