平成20年4月24日
ヤマトホールディングス株式会社

「Web出荷コントロールサービス」提供開始のお知らせ


  ヤマトグループのヤマトシステム開発株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:皆木 健司)は、商品や製品の出荷業務において、企業間での出荷情報共有の促進と作業効率化を支援する「Web出荷コントロールサービス」の提供を開始いたしますのでお知らせいたします。


1. 背景
   商品や製品の出荷業務において、受注担当と出荷担当の間では未だにFAX等で出荷指示をする場合が多くあります。異なる企業が受注と出荷を担当する場合は、「企業間での出荷情報共有のシステム構築には多大な費用が発生する」などの理由により、従来の運用が継続されて効率的な業務運営がなされておりません。そのため、「出荷状況を把握しづらい(受注側)」「出荷予定や生産計画を立てづらい(出荷側)」等の声をいただいておりました。

2. サービス内容
   商品や製品の受注・出荷に関するリアルタイムの情報を、異なる企業間でいつでもどこでも共有でき、さらに出荷作業の効率化を支援するASPサービス(※1)です。

3. サービスの特長とお客様メリット
  (1) 異なる企業間で、リアルタイムに「届け先(名前、住所)」「出荷予定日」「出荷日」「配送状況」「配送完了日」「同梱書類の有無」などの情報を共有できます(※2)。
   
インターネット環境があれば、海外を含めいつでもどこでもご利用いただけます。
受注側は、受注データをアップロードするだけで出荷指示が完了するので、出荷側に伝票送付やFAXで指示をする必要がありません。
受注側も出荷側も、荷物がいつどこにあるのかという最新のトレーシング情報を閲覧できるので、注文者などからの出荷状況の問合せに即答することができます。
紙でのやり取りが減るので、情報漏洩や紛失のリスクが低減します。
     
  (2) ASPでのサービス提供です。
   
初期導入費用が抑えられ、短期間での導入が可能です。
データは各種セキュリティ対策を施したヤマトシステム開発(株)のデータセンターで24時間365日安全に保存・管理いたします。
     
  (3) 「宅急便伝票」「梱包内容(ピッキングリスト)」「同梱書類」を同じ用紙(シールシート)に印刷できます。
   
宅急便伝票と同梱書類(のし、納品書、請求書など)の突き合わせ作業が不要になるので、出荷側の誤出荷の防止と梱包効率の向上が期待できます。
     
  (4) 出荷予定表・実績表などの管理帳票を出力できます。

4. 概要図
  概要図

5. ご利用例
  産直ギフト販売を行う場合。例えば百貨店、スーパー、生協などの小売事業者が、農作物・海産物・特産品などの産直ギフトを販売し、その受注情報に従って生産者が出荷を行う場合など。
  返品、回収を行う場合。例えば通販事業者が消費者からの要望に応じて返品交換・回収を決定し、その指示に従ってメーカー・物流センターが良品・交換品の出荷を行う場合など。
  海外-日本で輸出入を行う場合。例えば海外の飲食店や小売事業者がネットショップなどで日本の製品を購入し、日本のメーカー・生産者がその製品を輸出する場合など。または、日本の小売事業者が海外のメーカーから製品を輸入する場合など。

6. 販売価格
 
受注業務
データ処理料 50円〜/件
出荷業務
初期費用 20,000円
システム使用料 9,000円/月(1ID利用につき)

7. サービス開始日
  平成20年4月24日

※1 Application Service Providerの略。ビジネス用アプリケーションソフトを、イン ターネットを通じてレンタルする仕組みのこと。
※2 配送はヤマト運輸の「宅急便」に限ります。


以上

【お問合せ先】
報道機関の方  ヤマトホ−ルディングス(株) 広報担当 大庭・伊藤(03-3541-4141)まで
一般のお客様  ヤマトシステム開発(株) 経営戦略室 金子・向浜
電話:03-5633-5400 FAX:03-5633-5404 e-メール:Webmaster@nekonet.co.jp まで


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