NEWS RELEASE
ヤマトホールディングス

平成24年度ヤマトグループ入社式 社長訓示(要旨)

新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。本年はヤマトグループ全体で新入社員497名を迎えることができました。ヤマトグループ17万人を代表して皆さんを心から歓迎します。

1.ヤマトグループの理念

ヤマトグループには、「ヤマトは我なり」「運送行為は委託者の意思の延長と知るべし」「思想を堅実に礼節を重んずべし」という社訓があります。この社訓には、ヤマトグループのDNAが凝縮されています。昨年の東日本大震災では、自らも被災した社員が、使命感を持ち、本社の指示を待つことなく自発的に救援物資の輸送の手伝いを自治体に申し出ていました。ヤマトグループ全社でも「救援物資輸送協力隊の編成」「宅急便1つにつき10円の寄付」「社員ボランティア」などの支援活動を意欲的に行いました。我々がこのように一丸となって活動できたのは、一人ひとりの社員がお客様のことを真剣に考え、自主的・自律的に行動するDNAを受け継いでいるからです。

2.創業100周年に向けて

ヤマトグループは7年後の2019年に創業100周年を迎えます。ヤマトグループは100周年までに総合的なロジスティクス・カンパニーに進化するため、「アジアNO.1の流通・生活支援ソリューションプロバイダーとして“ソリューション力”“配送品質”ともにアジアでダントツ(DAN-TOTSU)の顧客満足を提供する」という目標を掲げています。具体的には(1)日本のお客様に高い評価をいただいている「宅急便」の海外展開、(2)グループ各社の経営資源を融合させた新しい流通プラットフォームの創出、(3)少子高齢化でますますニーズが高まる地域密着型サービスの開発、という大きく3つの方向性で事業を推進していきます。

3.新入社員に期待すること

皆さんには、3つのことをお願いします。

1つ目は、ヤマトグループのDNAの体現です。ヤマトグループのDNAを受け継ぎ、新たな事業創出など、仕事の中で具体的な形にして、今後のヤマトグループの原動力となってください。

2つ目は、グループ連携への強い意識です。ヤマトグループ各社には、それぞれが培ってきた独自の強み(経営資源)があります。IT(情報技術)、LT(物流技術)、FT(決済技術)に代表されるヤマトグループの経営資源を組み合わせることこそ新たなイノベーションの創造につながります。

3つ目は、「為さざるの罪」です。これは、正しいと思ったら失敗を恐れず、まずやってみることが大切である、という意味です。何もせずに言い訳や文句を言っていても何も始まりません。ヤマトグループは、若い発想や行動力による新鮮な提案を歓迎します。たとえ失敗しても、反省し工夫を加え修正することでさらに成長することができるのです。

最後の、「為さざるの罪」を私から皆さんへの贈る言葉とし、お祝いに変えたいと思います。

以上

ヤマトホールディングス株式会社
代表取締役社長 木川 眞

平成24年度ヤマトグル−プ入社式のお知らせ

YAMATO HOLDINGS CO., LTD.