NEWS RELEASE
ヤマトホールディングス
ヤマト運輸株式会社

平成25年3月14日

ボーノ相模大野SCにおける館内配送業務の一括受託について

ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区・代表取締役社長:山内 雅喜 以下ヤマト運輸)は、野村不動産ホールディングス傘下の野村不動産株式会社(本社:東京都新宿区・取締役社長:中井 加明三 以下野村不動産)が3月15日に開業する大型商業施設「ボーノ相模大野SC(ショッピングセンター)」の館内配送業務を受託したことをお知らせいたします。

1.背景

全国各地に大規模商業施設や大型複合ビルが誕生するのに伴い施設内の物流効率の向上や周辺環境への負荷の低減、セキュリティ対策の要望が高まってきております。ヤマト運輸では、この要望にお応えするために平成24年11月1日、本社組織に「ビル・タウンマネジメント推進室」を新設、施設内の集約配送を行う「館内・エリア内物流」の構築や施設内の集配だけにとらわれない「まちづくり」と一体化した「ビル・タウンマネジメントサービス」の確立を目指しています。これまで、全国で約85の施設で館内配送業務を受託し、施設をご利用されるお客様の利便性・安心感が向上するサービスのほか、納入車両削減によるCO2削減や地域安全の確保を通じて施設ブランドの向上を実現してきました。

野村不動産は、政令指定都市である相模原市の南の玄関口となる相模大野駅前の大規模複合再開発に参画し、相模大野の新たなランドマークとして、地域に深く根ざせる施設の運営を目指しております。しかし、駅前という立地上、一般車両だけでなく路線バスやタクシーなど多くの車両が行き交うことで施設周辺の渋滞が予測され、安全や環境の問題が懸念していました。また、商業施設・住宅・公共公益施設が融合した複合施設のため、多くの配送業者が施設内に出入りすることになり、セキュリティの確保を不安視しておりました。

この困りごとを解消すべく、「ボーノ相模大野SC」の開業前の搬入業務をヤマトグループが受託し、搬入車両のスケジュール調整や誘導によってスムーズな開業の支援を行いました。そして、このたび、3月15日の開業において、各テナント向けに宅配便を一括で納品する館内配送業務をヤマト運輸で受託することになりました。

2.サービス概要

(1)「ボーノ相模大野SC」の施設概況
「ボーノ相模大野SC」の施設概況
 

相模大野駅から直結する商業施設・公共公益施設・住宅が融合した複合商業施設の北側に位置する90店舗で構成される大型商業施設です。

(2)サービス内容
 

各配送業者からの荷物を入り口の荷捌所でまとめることで、荷捌所における車両の待機時間を削減し、また、物量の増加が予想される大型連休やイベント時においては、道路状況に応じて周辺の弊社営業所に荷物を一時的に回避させることで周辺道路の納品渋滞を緩和いたします。施設内においては、各配送業者の荷物を各テナントへ一括で配送することで、セキュリティの向上や配送の効率化を図ります。

これら安全や環境・セキュリティの確保がされることで施設ブランドを向上させ、施設をご利用されるお客様や周辺地域のお客様の利便性向上に寄与してまいります。

(3)サービス開始日
  平成25年3月15日(金)

3.今後の展開

「ボーノ相模大野SC」施設内の集約配送だけではなく、周辺地域のお客様がより便利にご利用いただけるように、併設する分譲マンション「プラウドタワー相模大野」の居住者向けに「ボーノ相模大野SC」で購入した商品を宅配するサービスの開始や、施設内の荷物を一元管理できるシステムの導入を予定しております。さらに、宅急便ネットワークと連携し周辺地域のお客様向けの配送サービスも検討いたします。

以上

YAMATO HOLDINGS CO., LTD.