|
平成26年10月21日
熊本県の農林水産品の海外輸出を加速し、さらなる販路拡大を支援します
〜 熊本県・肥後銀行・ヤマト運輸が「アジア向け熊本県産農林水産物等の
輸出拡大に向けた連携協定」を締結 〜
熊本県(知事:蒲島 郁夫)と株式会社 肥後銀行(代表取締役頭取:甲斐 髞氏A以下肥後銀行)、ならびにヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区・代表取締役社長:山内 雅喜 以下ヤマト運輸)は、「アジア向け熊本県産農林水産物等の輸出拡大に向けた連携協定」を締結し、平成26年10月21日、熊本県庁にて調印式を行いましたので、お知らせいたします。
1.背景
熊本県は年間を通じてさまざまな産物を出荷できる国内有数の生産地です。しかし、人口減少による国内生産の規模縮小にともない、農業産出額の低下や生産者の農業所得減少が進行しています。そこで熊本県では、肥後銀行が設立した県内唯一の6次産業化ファンドなどを通じて、官民あげて農業の6次産業化や新たな加工や流通への取り組みを支援しています。
また、6次産業化の推進とともに、海外輸出の促進も成長分野として積極的に進めてきました。そのなかで、高品質な熊本県産品を鮮度を保ったまま輸送できる物流や、海外での販売ルートの開拓は大きな課題でした。
ヤマト運輸は、昨年10月より、日本の高品質な産物を新鮮さを保ったままお届けできる世界初の保冷小口輸送サービス「国際クール宅急便」を香港向けに開始し、香港の消費者はもとより、国内の意欲的な生産者の方々にも新たな販路としてご好評をいただいています。
このたび、熊本県・肥後銀行・ヤマト運輸は、アジア向けの熊本県産農林水産物の輸出を拡大するために、連携協定を締結しました。今後は三者が連携しながら、それぞれが持つ資源やネットワークを有効に活用し、熊本県内の生産者や企業に向け、物流の高度化や商流の拡大に取り組んでまいります。
2.熊本県・肥後銀行・ヤマト運輸の連携による取り組み
熊本県産の農林水産物の輸出拡大のため、海外展開へ意欲的な県内の生産者や輸出事業者に有益な新しい販売ルートを提供し、熊本県内の事業者が海外で付加価値の高いビジネスを展開できるように、総合的に支援します。 |
|||
(1)物流とビジネスの両方をサポートします |
|||
|
|||
(2)熊本県産の新たな販売ルートとしてECサイト「くまもとクラブ」を開設 |
|||
|
3.「アジア向け熊本県産農林水産物等の輸出拡大に向けた連携協定」調印式について
本日、平成26年10月21日(火)16時から、熊本県庁において以下の出席者による調印式を行いました。
【出席者】 | ||||
熊本県 |
|
|||
県知事 |
蒲島 郁夫(かばしま いくお)様 | |||
農林水産部長 |
梅本 茂(うめもと しげる)様 | |||
経営局長 |
山口 達人(やまぐち たつと)様 | |||
流通企画課長 |
西山 英樹(にしやま ひでき)様 | |||
株式会社肥後銀行 |
||||
代表取締役頭取 |
甲斐 髞氏iかい たかひろ)様 | |||
取締役上席執行役員 |
||||
営業統括部長 |
土山 哲司(つちやま さとし)様 | |||
事業開発部 |
||||
事業開発企画グループ長 兼 |
||||
国際ビジネス推進グループ長 |
浦上 英樹(うらがみ ひでき)様 | |||
ヤマト運輸株式会社 |
||||
取締役会長 |
木川 眞(きがわ まこと) | |||
執行役員九州支社長 |
飯田 利明(いいだ としあき) | |||
グローバル事業推進部長 |
梅津 克彦(うめつ かつひこ) | |||
熊本主管支店長 |
恵元 雅之(えもと まさゆき) |
4.今後の展開
今後、熊本県・肥後銀行・ヤマト運輸は連携して、熊本県内の生産者や輸出に取り組む事業者へ、物流とビジネスの両面でのサポートを行い、高品質で付加価値の高い熊本県産品の輸出拡大に貢献します。
(1)熊本県内のインフラを活用した物流の実現を目指します
|
||
(2)国際間輸送に適した梱包資材の開発を進めます |
||
|
5.ヤマト運輸のアジア向けスピード輸送
株式会社ANA Cargoの沖縄国際物流ハブを基点とした航空ネットワークと、ヤマト運輸の国内ネットワークを活用し、アジア向けに最短翌日配達のスピード輸送を提供します。日本国内の発送窓口も充実しており、熊本県内のどこからでも、荷物1個から発送できます。
以上