栃木県 ヤマト運輸株式会社

 

 
平成27年3月17日
 

栃木県

ヤマト運輸株式会社

栃木県とヤマト運輸が「包括的連携協定」を締結

〜栃木県産品の販売支援や観光の振興等による地域活性化および県民サービスの向上を目指します〜

栃木県(知事:福田 富一)とヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区・代表取締役社長:山内 雅喜 以下ヤマト運輸)は、県産品の販売支援や観光の振興等により、栃木県の一層の地域の活性化及び県民サービスの向上に向け、「包括的連携協定」を締結し、本日3月17日14時より栃木県庁にて締結式を行いましたことをお知らせいたします。

1.背景

栃木県は、日光国立公園をはじめとする美しい自然に恵まれ、農業・工業と多様な分野の産業がバランス良く集積し、暮らしやすく活力のある地域として、今後大きな発展が見込まれます。また、日光の社寺に代表される歴史遺産や鬼怒川・那須等の温泉、いちご・梨・ぶどう等の農林水産物、益子焼等の伝統工芸品など多彩で魅力的な地域資源に恵まれています。
県では、これらを広く県内外に発信していくことで多くの観光客を呼び込み、さらに訪れた人々が住んでみたいと思い、住む人が住み続けたいと思う、豊かで活力のある「とちぎづくり」のため、様々な施策に取り組んでいます。

ヤマトグループでは、全国の隅々まで張り巡らせた宅急便のラストワンマイルネットワークを活用し、「産物の販売支援」「観光支援」「買い物・見守り支援」など、地域活性化や課題解決の取り組みを自治体や企業と連携して行っています。

このたび、栃木県とヤマト運輸は、「包括的連携協定」を締結し、それぞれが有する人的・物的資源を有効活用して、栃木県の一層の地域の活性化及び県民サービスの向上にむけて取り組んでまいります。

2.包括的連携協定による主な取り組み

(1)県産品の販売拡大及びブランドの振興に関すること

[1]「栃木県オリジナルBOX」と「栃木県オリジナル送り状」を作成し、県内外へ栃木県をPR

栃木県の「いちご」や観光をPRする「栃木県オリジナルBOX」を5月1日より栃木県内のヤマト運輸の営業所55ヵ所で販売いたします。また、ヤマト運輸の営業所からお荷物をお出しいただくお客様向けに、「いちご」、「梨」、「牛乳」、「米」「野菜」と県のキャラクター「とちまるくん」をデザインした「栃木県オリジナル送り状」もご用意いたします。これらのオリジナルBOXや送り状で発送されたお荷物が全国のお客様のお手元に届くことで、栃木県を全国にPRしてまいります。

■オリジナルBOXおよび送り状のデザイン(イメージ)
「いちご」と観光をPRするオリジナルBOX 「とちまるくん」と農産物のイラスト入りオリジナル送り状
「いちご」と観光をPRするオリジナルBOX 「とちまるくん」と農産物のイラスト入りオリジナル送り状

[2]新鮮な朝採れ野菜を当日中にお届け

 

栃木県産の新鮮な朝採れ野菜を、栃木県内はもちろん、関東全域に当日中にお届けすることを目指し、県内農家と県内外のホテルや飲食店を結ぶ物流ネットワークを今夏ごろまでに構築いたします。

(2)観光の振興に関すること

[1]

宇都宮駅ビルでクロークサービスを実施中、宿泊先への手荷物配達も開始し、「手ぶらで観光」を楽しんでいただけます

 

JR宇都宮駅改札前にあるヤマト運輸の宇都宮駅ビルセンターにて、クロークサービス(手荷物の一時預かり)を平成26年12月のオープン時より実施しております。さらに4月からは、午前中のお預かりで栃木県内のホテル・旅館などの宿泊先に当日中に手荷物をお届けするサービスを開始いたします。

カウンターには観光パンフレットを設置し、栃木県に観光にお越しになった方の利便性向上を図ります。

観光の振興に関すること

(3)子育ての支援及び青少年の健全育成に関すること

子どもに危険がおよぶ状況を発見した場合、栃木県警に情報提供します。また、「こども交通安全教室」を開催し、地域の子どもたちに交通ルールや交通安全の知識を伝えていきます。

(4)高齢者及び障害者支援に関すること

平成24年9月から「栃木県孤立死防止見守り事業(とちまる見守りネット)」にヤマト運輸も参加しております。集配中に地域のお客様の異変に気がついた場合は、関係行政機関等に通報協力をいたします。

(5)環境の保全に関すること

不法投棄を発見した場合、関係行政機関等への通報協力をいたします。また、台車、新スリーターなどを使った集配や、低公害車の導入により、CO2削減に努めます。

(6)地域及び暮らしの安全及び安心の確保に関すること

平成25年6月に締結した「地域安全活動に関する覚書」に基づき、「スピードダウン推進運動」、「不審者の情報提供」、「事故情報の提供」、「振り込め詐欺情報の提供」に取り組みます。

(7)災害支援に関すること

災害時に緊急物資の輸送を行います。また、緊急時にヤマト運輸の営業所を緊急避難場所として提供します。

(8)その他地域社会の活性化及び県民サービスの向上に関すること

道路の不備等を発見した場合、関係行政機関への通報協力を行います。また、清掃・美化などに取り組みます。

3.「栃木県とヤマト運輸株式会社との包括的連携協定」締結式について

本日、平成27年3月17日14時から、栃木県庁において以下の出席者による協定式を行いました。


【出席者】
栃木県  
知事 福田 富一(ふくだ とみかず)
県民生活部長 平野 博章(ひらの ひろあき)
県民生活部次長兼県民文化課長 黒田 葉子(くろだ ようこ)
   
ヤマト運輸株式会社  
執行役員関東支社長 田中 一典(たなか かずのり)
栃木主管支店長 藤倉 健介(ふじくら けんすけ)
栃木主管支店 営業企画課長 菅野 仁(すげの じん)
栃木主管支店 社会貢献課長 佐藤 敏(さとう さとし)
左から栃木県 ご当地キャラクターの「とちまるくん」、福田県知事、ヤマト運輸 藤倉主管支店長、田中支社長、ヤマト運輸のキャラクター「クロネコ、シロネコ」
左から栃木県 ご当地キャラクターの「とちまるくん」、
福田県知事、ヤマト運輸 藤倉主管支店長、田中支社長、ヤマト運輸のキャラクター「クロネコ、シロネコ」

以上