NEWS RELEASE
ヤマトホールディングス

平成27年度ヤマトグループ入社式 社長訓示(要旨)

新入社員のみなさん、入社おめでとうございます。今年はヤマトグループ全体で新入社員810名を迎えることができました。ヤマトグループを代表してみなさんを心から歓迎します。

1.ヤマトグループの歴史はイノベーションの歴史

ヤマトグループの創業は1919年。その当時日本に204台しかなかったトラックのうち、4台を保有してトラック輸送事業を開始しました。その後、ヤマトグループは現在に至るまでに2度のイノベーションを実現してきました。第1のイノベーションは1929年の「路線便事業」の開始です。それまでのトラック貸切輸送から、日本で初めて定期定区間の混載輸送を開始しました。第2のイノベーションは1976年の「宅急便事業」の開始です。宅急便事業はその後、お客様のニーズに合わせ次々と新たなサービスを拡充し、右肩上がりに成長してきました。そして現在、第3のイノベーション「バリュー・ネットワーキング」構想を進めています。この「バリュー・ネットワーキング」構想では、ネットワークの革新を行うとともに、物流をコストからバリュー(付加価値)を生み出す手段に進化させ、物流の改革を通じて、日本の成長に寄与したいと考えています。

2.創業100周年に向けた「DAN-TOTSU経営計画2019」

ヤマトグループは2019年に創業100周年を迎えます。それに向けて現在「DAN-TOTSU経営計画2019」を進め、「アジア1の流通・生活支援ソリューションプロバイダー」になることを目指しています。ここでは、ヤマトグループが持つLT(物流)・IT(情報)・FT(決済)の機能を有機的に組み合わせ、「お客様」「社員」「社会」「株主」の4つの満足をダントツにすることを目指しています。また、事業戦略として「よりグローバルに」「よりローカルに」という2つの軸を持ち、アジアでのネットワークの展開と、日本国内での社会的インフラとして地域行政と連携し地域活性化を目指しています。地域行政との取り組みは「プロジェクトG(government)」と名付け、CSV(Creating Shared Value)の考えの下、企業活動を通じて地域経済の活性化と地域住民の利便性を向上させる新たな価値を提供していきたいと考えています。

3.ヤマトグループが大切にしていること

創業から受け継がれている最も大切なもの、それが社訓です。「ヤマトは我なり」は全員経営、「運送行為は委託者の意思の延長と知るべし」はサービス第一を、「思想を堅実に礼節を重んずべし」はコンプライアンス重視を表しています。この社訓はヤマトグループのサービスの根幹です。さらに、伸びる企業の条件は「シッカリとした経営理念」「イキイキとした社員」そして「ワクワクするような革新的戦略」だと考えています。ヤマトグループもしっかりとこれを満たせる企業を目指していきたいと考えています。

4.新入社員のみなさんにお願いしたいこと

新入社員のみなさんにお願いしたいことは2つです

【自主性・主体性】

今後仕事に取り組む際には、常にその目的を意識して下さい。目的の持ち方によって、仕事の進め方は変わります。また目的を意識して行うことで、はじめて自主性・主体性が生まれてくるのです。

【世の中の変化への対応】

今、社会の構造や生活環境はとても早いスピードで変化しています。ヤマトグループもその時の社会やお客様のニーズにあった新たな価値を提供していく必要があります。そのためには、まず自分たちが変化にしっかり対応すること。その点を常に意識して仕事をしていただきたいと思います。

ヤマトグループは、これからも社会に対して新たな価値を提供し続けていきたいと考えています。

是非一緒に取り組んでいきましょう。

以上

ヤマトホールディングス株式会社
代表取締役社長 山内 雅喜

平成27年度ヤマトグル−プ入社式のお知らせ

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