シンプレックスインターネット株式会社
ヤマトグローバルロジスティクスジャパン株式会社
平成29年3月22日

シンプレックスインターネットとヤマトグループが連携し、
韓国発日本向け越境ECサイト利用者の利便性を向上させるサービスを開始

韓国でシェアNo.1のECプラットフォーム「cafe24」を運営するシンプレックスインターネット株式会社(本社:韓国ソウル特別市 代表:李 在碩 以下:cafe24)とヤマトホールディングス傘下のヤマトグローバルロジスティクスジャパン株式会社(本社:東京都中央区 代表:北川 太治 以下:YGL)は、2017年3月21日に両社で覚書を締結し、cafe24が構築したECサイトを通じて商品を購入した日本のお客さまの利便性を更に向上させるサービスを2017年4月4日から開始いたします。

1.背景

現在、豊富なデザイン性や品質が良い韓国の衣類や化粧品は日本の女性に人気が高く、日本から韓国の越境ECサイトを利用して商品を購入するお客さまが増えています。

韓国で100万社のECサイトに利用されているcafe24では、日本から越境ECサイトを利用して商品を購入するお客さまのニーズにいち早く対応するため、日本の大手ECモール会社との出店に関わる連携や、韓国企業が日本への越境EC事業を開始する際の日本語翻訳サービスを行うなど、各種サポートを強化してきました。

一方、YGLは日本国内で取得しているSP業者※1におけるAEO※2を活かし、海外から日本に輸入される貨物の迅速な通関と、ヤマト運輸の国内配送ネットワークをスムーズに連携し、受け取り手のお客さまへのスピーディな配送を実現してまいりました。

この度、両社で連携し、商品を購入されたお客さまにより早く、より利便性高く受け取っていただくことが出来るサービスの提供を開始し、お客さまの満足度向上と、韓国EC事業者の更なる発展に貢献していきたいと考えております。

※1 SP(small parcel):小口貨物

※2 AEO(Authorized Economic Operator):
貨物のセキュリティ管理と法令遵守の体制が整備された事業者に対し、税関手続の緩和・簡素化策を提供する制度

2.両社の連携について

(1)cafe24が提供するサービス

これまでcafe24が構築した越境ECサイトでは、お客さまは自ら配送会社を選択することは出来ませんでした。今回の連携でcafe24は自社のシステム改修を行い、注文時にお客さま自身が複数の配送会社からリードタイムや配送品質・付帯サービスなどを考慮し、最適な配送手段の選択が可能となります。

(2)ヤマトグループが提供するサービス

お客さまが越境ECサイトから注文した商品を、韓国の指定倉庫より最短3日でお届けすることが可能になります。ヤマト運輸の国内での配送システムと、cafe24の受注システムを連携することで、注文から配送までシームレスな情報連携を実現します。また、購入者が「クロネコメンバーズ」の会員など一定の条件を満たしている場合、LINEやご登録頂いたメールアドレスにお届け予定通知が来た際に、受け取り場所の変更の操作をして頂くことで、コンビニなどでの受け取りが可能になります。

3.サービス概要図

サービス概要図

4.今後の展開

当初、cafe24のシステムを利用している主要な越境EC事業者からサービスを開始し、順次拡大してまいります。

5.cafe24について

シンプレックスインターネットが運営する「cafe24」は、韓国内の約100万店舗のネットショップに利用されています。同社は、韓国事業者のグローバル販売展開をサポートしており、6つの言語圏(日本語、中国語簡体、中国語繁体、英語、スペイン語、ポルトガル語)を対象に、海外消費者への直販が可能なシステムを構築することでシェアを拡大しています。日本では大手ECモールサイトと提携しており、出店支援をすることで、日本へ進出する韓国EC事業者の数も年々増加しています。海外市場で販売数を伸ばす為のマーケティング支援事業や、代引きや後払いなど、様々なサポートを韓国のEC事業者に提供しています。

以上

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ヤマトホールディングス(株) 広報戦略担当 山本・原 03-3541-4141
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