社会貢献活動

音楽宅急便開始翌年の広島公演(1987年)

音楽宅急便開始翌年の広島公演(1987年)

全国のお客さまに本格的なクラシック音楽を届けたい。
「音楽宅急便」はその思いで始まった「文化」をお届けする社会貢献活動だ。
当時はオーケストラが演奏するクラシックコンサートは大都市が中心で、子どもは入場できないことも少なくなかった。
そこで親子いっしょに楽しめるコンサートを無料で日本各地にお届けすることになった。宅急便サービスエリアになって間もない地域ではネコマークを多くの方に知っていただく機会にもなる。
第1回の1986(昭和61)年、石川厚生年金会館での開催から2018年までに累計327回公演を行い、来場人数は約48万人になっている。

こども交通安全教室では、シロネコ・クロネコの着ぐるみキャラクターも活躍

こども交通安全教室では、
シロネコ・クロネコの着ぐるみキャラクターも活躍

子どもから大人まで、誰もが利用する公道を使わなくては、ヤマトグループの仕事は成り立たない。こうした事情もあって、ヤマト運輸の各営業所はそれぞれの判断で、通学路での見守り活動や、幼稚園や小学校で開かれる交通安全教室に参加してきた。
その成果が感じられる出来事が、広島の住宅街であった。あるSDが配達を終えて車に戻ると、小さな子どもが二人、待ち構えていた。そして「車の下にボールが入ったので取ってくれませんか」と言う。自分たちで車の下に入りこまなかったのは、2年前、幼稚園での交通安全教室でSDから、宅急便の車の下には入らないようにと言われていたのを覚えていたからだった。
その後、1998年から「子ども交通安全教室(現・こども交通安全教室)」として、全社で取り組む社会貢献活動へと発展した。