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第5部、声のたっきゅうびん。ヤマトへのメッセージ

第11章、お客さまからのメッセージ

ヤマト グループが創業100周年を迎えることができたのは、ヤマトのサービスを利用してくださったお客さまがいらっしゃったからこそ。お客さまからのメッセージは、ヤマト グループの成長の原動力になっている。お客さまへの感謝の思いを込めて、多くのメッセージのなかから、その一部を紹介させていただく。

お寄せいただいたメッセージには、一部、省略箇所、表記修正箇所があります。

ヤマト ニュースは、ヤマト運輸社内報、クロネコだよりは、たっきゅうびん 取扱てん 向け冊子、ホーム コンビニ ニュースは、ヤマト ホーム コンビニエンス社内報です。

たっきゅうびんセンターにて、荷物の受付時に、ネコピットのご案内をする、ゲスト オペレーター、2014年。

6億人以上の夢をのせた、夢急便 にも思えてきます

たっきゅうびん、20年の歴史にあるのは、雨の日も風の日も、黒子となって、大事にお客さまの品物を、一軒一軒配達する、これらの方々の地味な努力の実績にも思えます。そうしたドライバーさんを支えているのは、何よりもたっきゅうびんという仕事を誇りに思う強い自負と、責任感なのだと感じております。たっきゅうびんは、単に荷物を運ぶというだけでなく、人の心と心を結ぶ掛け橋なのだと知りました。年間6億個以上の荷物を運ぶたっきゅうびんは、6億人の夢をのせた、ゆめきゅうびん にも思えてきます。

1996年、正月新聞広告をお読みくださった、北海道のお客さまからいただいたメッセージ。クロネコだより、1996年3月発行、第160号に掲載。

1996年正月新聞広告。次の便利へ。たっきゅうびん、ハタチの決意です。

寝ている赤ちゃんを起こさないようにした心遣いに、すごくうれしくなりました

担当のドライバーさんは、我が家に6カ月の赤ちゃんがいる事情をご存知でした。しかも、それに合わせて、玄関の呼び鈴を一回だけそっと押し、「お荷物です」と小さな声で知らせてくれたのです。インターホンを何度も押す人や、玄関で大きな声を出す人がいると、寝ている赤ちゃんが起きてしまうことがあります。我が家の事情を察した心遣いに、すごくうれしくなりました。担当の SD さん、いつもありがとう。

埼玉県のお客さまからいただいたメッセージ。ヤマトニュース、2002年5月発行、第551号に掲載。

こちらの気持ちに寄り添った心遣いに、大変うれしく思い、感動しました

先日、入っていた不在連絡票にメモ書きがありました。マンションの宅配ボックスにおさめた旨とともに、「いつもありがとうございます。少々、おもためのお荷物です」と書かれてありました。最近は、通販の荷物の配達縮小ニュースがたびたび流れていて、我が家は通販愛好家の一員であり、配達員の方々の多忙さは認識しております。そのような中でいただいたメッセージに感動しました。ただ荷物を運ぶのではなく、こちらの気持ちに寄り添った心遣いに、大変うれしく思い、感動しました。

神奈川県のお客さまからいただいたメッセージ。ヤマトニュース、2017年9月発行、第733号に掲載。

ヤマトが、いかに荷物のひとつひとつを大切にしているかが伝わってきました

広島県在住、一人暮らしの81歳の友人に小さな荷物、おまもりと、お菓子を送りました。ヤマトさんから不在が続いていると連絡があり、確認すると、道で転んで入院中だということが判明。事情を知った SD の S さんは友人の家族、私と何度も連絡をとってくださり、10日を経て、病に伏していた友人の手元に届けてくれました。感動とお礼の気持ちを伝えると、「今回の件で、お客さまの気持ちを考えながら配達することの大切さをより強く感じました。一生の思い出になります」と。 S さんの誠実なお返事に、社風とはいえ、ヤマトさんが、いかに荷物のひとつひとつを大切にしているかが伝わってきました。ありがとうございました。

兵庫県のお客さまからいただいたメッセージ。クロネコだより、2013年秋号に掲載。

191個の、親と子の想いを運んでいただきました

1990年、平成2年、春、息子が青森大学に入学、常春の和歌山から雪の残る北の町へ旅立ちました。入寮に先立ち、貴社のたっきゅうびんを利用させていただきました。大小、合わせて13個の荷物が、はじめてクロネコ親子のマークとともに送られて行きました。それから四年間、大変お世話になりました。夏休み、冬休みと、帰省ごろに着払いで届く、大きな洗濯物の入った荷物、休みが終わって、再び荷造りされた洗濯物と食品、その他。北の町へ送られて行きます。1994年2月、ガールフレンドから届いたチョコレートのたっきゅうびんと、ぼくの引越、を最後に、和歌山、青森間のたっきゅうびんは、一応、終わりました。本当にお世話になりました。配達してくださるかた、和歌山も、青森も、みんな親切で、安心してお願いすることができました。貴社のマークのクロネコ親子に、鯵のひものでもプレゼントしたい気持ちです。送り状の控え191枚、191個の、親と子の想いを運んでいただきました。

和歌山県のお客さまからいただいたメッセージ。ヤマトニュース、1994年6月発行、第456号に掲載。

たっきゅうびんのにいちゃんに伝えてほしい

仕事の帰りぎわ、ひとりのおじいさんに呼び止められました。福島から避難して来られた70代のおじいさんです。以下、おじいさんが話されたことを記します。

福島は、原発事故のせいで誰も来たがらない、という話を聞いています。物資が近くまで来ていても、そこから、こっちまでが届かなかった。どうなるんだか、と憤りましたが、怒る気力もないですよ。そんな、ある日、がれきの中を、いつも町んなかで走っていた、見慣れた、たっきゅうびんのクルマが走ってきたんです。一瞬、津波の前の風景に戻ったような気がして、心臓がドキドキしました。感動でした。うれしくて、ありがたくて、涙が出ました。運転していた、にいちゃんも、大変な思いをしながら来てくれたはず。本当にありがたかった。けれども、にいちゃんは、山のような荷物を降ろして、また、すぐにいってしまった。ねぎらってやることも、お礼を言うこともできなかったんです。いつか福島に帰ったら、たっきゅうびんのにいちゃんをつかまえて、片っぱしから、ありがとう、と言ってやりたいです。帰りたいと思っても、どこへ帰ったらいいのか、帰れるのかどうかさえわかりませんがね。だから、看護師さんにお願いしたい。こっちで働いている、にいちゃんたちに伝えてほしい。「福島で、にいちゃんたちの仲間に世話になった。ありがとう。体に気をつけて、事故に気をつけて、がんばってくれ」と。

おじいさんの思いが、日々、被災地でがんばっておられるドライバーの方々に届きますように。そして、いつかおじいさんが福島に帰り、たっきゅうびんの、にいちゃんと、笑いあえる日がくることを、心から願っています。

新潟県のお客さまからいただいたメッセージ。ヤマトニュース、2011年6月発行、第660号に掲載。

東日本大震災後、救援物資を積んで、宮城県南三陸町を走るたっきゅうびん集配シャ、2011年3月23日。写真提供、朝日新聞社。

クロネコさんの仕事ぶりに感動しました

母の引越をしていただきました。クロネコさんの仕事ぶりに感動しました。チームワークがすごく良かったです。感心したのは、トラックへの積み込みが終わって、退去されるとき、女性のスタッフのかたが、台所の洗剤と、スポンジ、さらには、スーパーの袋をひとつ、置いていってくださったことです。持ち帰る袋まで気をまわしてくださったことが、すごいと思いました。驚くべき、細やかな心遣い、と思いました。搬入のときも感心しました。搬入の際、他業者から、「子どもたちのデスクは解体できないタイプで、廊下をとおって子ども部屋にいれることができません」と言われていましたが、クロネコ ヤマトさんにお願いしたところ、デスクを一目見るなり、「解体できますよ」と言われ、目の前であっというまに解体し、子ども部屋に運んだあと、再度、組み立てていただき、お見事でした。

神奈川県のお客さまからいただいたメッセージ。ホーム コンビニ ニュース、2016年6月発行、第123号に掲載。

丁寧な仕事ぶりと、地域に密着した親しみやすさ。その配慮にあらためて気付きました

日頃、運送会社のかたには、○○運送さんや、○○急便さんと会社の名前で呼んでいますが、ヤマトさんに限っては、どの配達員のかたも、みなさん、感じが良いので、家族の間でも、ご近所さんの間でも、みんなが自然と、ヤマトの ○○くんと、名前を呼ばせてもらっています。先日、冷凍で送るところ、うっかりクールでない伝票をビー ツーで作成してしまい、気付かずにそのまま発送しようとしたところ、「これ、冷凍じゃなくていいですか」と、ひとこと、声を掛けてくれました。おかげで、大事なお客さまに迷惑をかけずにすみました。瞬時に機転をきかせていただいたおかげです。丁寧な仕事ぶりと、地域に密着した親しみやすさ、その配慮にあらためて気付きました。

福岡県のお客さまからいただいたメッセージ。ヤマトニュース、2015年8月発行、第710号に掲載。

孫が喜ぶだろうと、トラックを停める場所にも気を配ってくださっている

娘が結婚して、近くに居を構えました。孫も生まれ、時々、手伝いにいっています。トラックが大好きな男の子で、いつも御社のトラックが来るのを楽しみにしていました。あるとき、配達にいらしたドライバーさんにその旨を伝えると、荷物がないときでも手を振ってくれたり、孫もとても喜んでいます。後日、お話ししていたら、孫が喜ぶだろうとトラックを停める場所にも気を配ってくださっているそう。心温まるお気遣いに感謝しています。

愛知県のお客さまからいただいたメッセージ。ヤマトニュース、2018年9月発行、第747号に掲載。

知らないところで気にかけてくれる人がいました

母が亡くなり、遺品の整理をし、そのご、住まいに送っていただくために、たっきゅうびんを依頼しました。そのとき、担当のドライバーさんに、「お母さんはどうされたんですか」と聞かれ、「亡くなりました」と言うと少し黙って、「そうですか。それは大変でしたね。自分がこの地域に来たのが13年前で」とお話ししてくださいました。最後に、「しばらくは大変ですけどがんばってください」とおっしゃっていただきました。母をひとりにして申し訳ないという後悔でいっぱいになっているときでした。自分の知らないところで気にかけている人がいたということが、とてもありがたく思えました。ドライバーさんに十分なお礼が言えませんでしたが、人とのつながりの大切さを知りました。

愛知県のお客さまからいただいたメッセージ。ヤマトニュース、2016年9月発行、第723号に掲載。

地域にとっても、プラスになる貢献をしていただいている

先日、私の住むマンションの前で、ご老人、ふたりが道に迷っていらっしゃいました。道案内しようと、行き先のマンション名を聞いたのですが、新しいマンションなので地図に載っていなかったようです。スマホで調べても分からず、近くの交番にご案内しようと思ったときに、ヤマトの K さんが配達にいらっしゃったので、マンションのことを聞いてみると、なんと即答。荷物を運ぶだけではなくて、優しく道まで教えてくれる。さすがプロのドライバーさんですね。地域にとっても、プラスになる貢献をしていただいていると思います。

福岡県のお客さまからいただいたメッセージ。ヤマトニュース、2018年8月発行、第746号に掲載。

その日のうちに SD さんが母乳を届けてくれました

どうしても、自分の母乳でこの子を育てたかったんです。上の子も2,200グラムでしたから、今度もそうかなと覚悟して、佐世保の病院に、入ったんです。やっぱり未熟児でした。長男のときは、私が母乳を絞って冷凍庫で凍らせ、主人が、片道2時間の佐世保まで車で運んだんです。でも、この子のときは、主人のハウス栽培が忙しい最中で、とても毎日、往復4時間もかけては、いられません。それに平戸橋の通行料だって一回930円。なにかと大変です。鮮魚を扱う店に嫁いだ姉から、クールたっきゅうびんのことを聞き、2、3にちごとに母乳をお店に持っていっていましたね。その日のうちに SD さんが届けてくれていたとのこと。本当に助かりました。

長崎県のお客さまからいただいたメッセージ。このエピソードは、下の1990年正月新聞広告、品名は母乳、に掲載。

涙があふれ、しばし止まりませんでした

なにげなく広告の文面を追っていた私の眼から涙があふれ、しばし止まりませんでした。けさの、何ページにもわたる紙面の中、この広告ほど胸を打つページはありませんでした。

正月新聞広告をお読みくださったかたからいただいたメッセージ。ヤマトニュース、1990年2月発行、第404号に掲載。

モデルとなったご一家に25年の時を経て再会

モノクロ広告の中でちょこんと座る E さん。お母様の O さんの母乳を飲んですくすくと成長し、現在はママとなりました。25年ぶりの再会では、 E さんの愛娘、 A ちゃんも加わり、三世代で、同じ海岸で記念撮影をおこないました。広告掲載時の E さんと同じ年齢の A ちゃんは、当時と同じポーズをとりながら微笑む O さんを見て不思議顔でした。

正月新聞広告掲載から25年後の2014年に、広告にご登場いただいたご家族を取材。クロネコだより、2018年冬号に掲載。

自分が同じような事例にかかわるとは夢にも思いませんでした

過去に、遠方にいる子どもに、クールたっきゅうびんで母乳を送り、母と子をつなぐクールたっきゅうびんとして話題になり、感動したことを覚えていますが、自分が同じような事例にかかわるとは夢にも思いませんでした。昨年、個人集荷にうかがうと、他県の病院に入院中の子どもに、搾乳した母乳をクールたっきゅうびんで送りたいとのこと。病院からの指導のもと、梱包はしっかりできているので、お預かりしました。間違いがあってはならないと、住所とピーピー シールを再確認したり、注意シールを何枚も貼ったり、クール ボックスへいれるときも、温度帯を何度も確認。扉を閉める際には、無事に届きますように、と心の中で祈っていました。翌日、控えておいた送り状番号で問い合わせたところ、予定どおり届いており、ホッとするとともに、なにか大きなことを成し遂げたような感動がありました。

ヤマト運輸青森主管支店、 SD のメッセージ。わたしのクール感動体験、第2号、2016年、に掲載。

すてきな夢を与えてくれて感謝しています

子どもたちが挨拶をすると、褒めてくれるドライバーさんがいます。最初は挨拶をただ返していた子どもたちが、いつのまにか自分から挨拶をするようになり、さらに、近所のかたにも挨拶できるようになって、たいへん驚いています。最近、保育園で、大きくなった私、というテーマで、息子が描いた絵には、ヤマトのトラックに乗った息子の姿が。感動し、思わず涙ぐんでしまいました。息子がヤマトのドライバーになる日が今から楽しみです。すてきな夢を与えてくれて感謝しています。

福井県のお客さまからいただいたメッセージ。ヤマトニュース、2019年1月発行、第751号に掲載。

ヤマトさんは道路もきれいにしてくれているんだね

春一番で、マンション前の道路に家庭ゴミが散乱していました。7歳の娘と、「道路が汚いね」と話していたら、ヤマトの車がとまり、女性が降りてきました。女性は車の周りを見て、車の中からゴミ袋を取り出し、散乱しているゴミを拾い、車の中へ。そのご、台車を降ろし、荷物を積んで、マンションに向かいました。当たり前のように行動していましたが、当たり前ではないです。娘は、「ヤマトさんは荷物を持ってきてくれるだけじゃなくて、道路もきれいにしてくれているんだね、でも誰も褒めてくれないんだよね」と。

神奈川県のお客さまからいただいたメッセージ。ヤマトニュース、2017年4月発行、第730号に掲載。

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