ヤマトホールディングス傘下のヤマトオートワークス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:江頭 哲也、以下「YAW」)は、人と車両の健康状態をIoT活用でチェック、数値化・デジタル化したデータによる管理を通じて、「事故のない社会」を実現する「スマート点呼」(ビジネスモデル特許、PCT、商標出願中)を開発しましたのでお知らせ致します。
記
安全で事故のない運行が責務である運送事業会社にとって、運行前後におこなう車両の日常点検※1とドライバーの点呼※2は、安全・安心に高品質な輸送サービスを提供する上で重要な業務です。現状、一定の基準はあるものの目視や口頭による確認が一般的で、運行管理者の経験に左右されることから、その精度が課題となっています。
そこでYAWは、「事故のない社会」「車両の稼働を止めない経営」に向け、IoT活用で人と車両の健康状態を計測し、数値化・デジタル化したデータを運行管理者のスマートデバイスに自動送信することで、より正確にスピーディーに確認することができ、その情報を「点呼記録簿」※3の作成にもできる「スマート点呼」を運送事業会社向けに開発しました。さらに、「スマート点呼」の情報をYAWの整備工場に連携すれば、車両整備まで含めたサービス提供が可能になります。
【参考】
※1 車両の日常点検(点呼前にドライバーが実施)
運行前に車両のブレーキペダルやランプ類などの点検。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/02maintenance/daily_check.html
(出所:国交省HP 自動車の点検整備より)
※2,3 ドライバーの点呼、点呼記録簿
運行前に、運行管理者がドライバーに対面にて日常点検の報告、本人の健康状態、酒気帯びの有無、当日の運行経路などについての報告を受けるとともに、安全を確保するために必要な指示をする。運行後も同様に、運行した自動車道路・運行の状況を対面で報告を受けるとともに、酒気帯びの有無についての確認を行うこと。また、報告内容や指示内容および次に掲げる事項を記録したものを点呼記録簿として1年間保管しなければならない。
http://www.mlit.go.jp/jidosha/anzen/03safety/personnelmanagement.html
(出所:国交省HP 運転者に対する点呼の概要より)
運行前後に各種IoT機器で車両とドライバーの健康状態を計測し、数値化・デジタル化したデータを運行管理者のスマートデバイスに自動送信することで、より正確に、スピーディーに確認することができ、またその情報を「点呼記録簿」としてデジタルに作成します。
今後も実証実験を進め、2019年度中の実用化を目指します。
以上
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