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関連リンク


東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金 ヤマト福祉財団

公益財団法人ヤマト福祉財団




東日本大震災復興支援へ向けた
寄付について


●ニュースリリース


●メッセージとご報告

助成先の復興再生事業について、12月のご報告です。


震災から2回目の新年を迎えました。
1年と10ヶ月の間に、それぞれの時間が流れました。
募金のすべてを被災地の支援に活かし、
見える形にしていくヤマト福祉財団の活動は続きます。

全国のみなさんの力で、合計142億3,608万1,360円にもなった寄付金。
「宅急便ひとつに、希望をひとつ入れて。」という呼びかけのもと続けてきた
宅急便1個につき10円の寄付は昨年の3月31日をもって終了いたしました。
また、2011年7月1日より受付が開始された公益財団法人ヤマト福祉財団の
「東日本大震災 生活・産業基盤復興再生募金」は、2012年6月30日をもって
募金と助成の応募を終了いたしました。
この間、5次にわたり31件の助成を決定し、被災地の復興・再生が着実に進んでいます。
募金の総額は、財団に直接ご寄付いただいた方々の分を合わせて
142億8,448万751円に上りました。
ご協力いただいたみなさまに心から感謝いたします。
本当にありがとうございました。
各助成先の概要は、ヤマト福祉財団のホームページに掲載されている
「第1次~第5次 助成先概要」というレポートでご確認いただけます。
このページの英語版にも、レポートの英訳を掲載しました。


12月の出来事をご報告いたします。

●第四次助成先の一つである東西しらかわ農業協同組合(福島県白河市)は、「JA東西し
らかわ西部共同農業倉庫および矢吹統合支店(仮称)」新築工事の起工式を2012年12月
14日に行いました。東西しらかわ農業協同組合は、福島県の県南に位置する白河市、矢吹
町、棚倉町、塙町、矢祭町、鮫川村一帯に住む約1万人の農業生産者への支援を行ってい
ます。2003年にはオリジナルブランド米「みりょく満点米」を開発し、米の海外輸出にも
力を注いできました。しかし東日本大震災の激震により全5ヶ所の農業倉庫が損壊。そこ
で組合は、5ヶ所に分散していた農業倉庫を、米の低温管理が可能な東西2ヶ所の農業倉庫
に新設・再編し、地域の農業生産の復旧・復興を目指すことにしました。2011年9月には
東部共同農業倉庫(塙町)を竣工。2棟目となる西部共同農業倉庫(矢吹町)および矢吹統
合支店(事務所、農産物直売所等の複合施設)が完成すれば、地域農産物物流の合理化を
進めるとともに、常温管理しかできなかった従来の倉庫に比べ、一層の品質向上が図れま
す。2億7,000万円の助成金を活用し、2013年7月の竣工を予定しています。起工式で鈴
木昭雄代表理事組合長は「農業倉庫や直売所をつくることが目的ではありません。それを
地域のみなさんがどう活かし、発展していけるかが重要です。この起工式は、復興への大
きな勇気と弾みとなります」と挨拶されました。


●第五次助成先の一つである楢葉町は、避難中の小中学校生徒と幼稚園児のため、避難先
のいわき市に建設中の仮設校舎および仮設園舎の開校式、開園式を2012年12月19日に行
いました。福島県楢葉町の人々は東日本大震災の原発災害により避難生活を余儀なくされ、
町内の二つの小学校と一つの中学校の生徒も区域外での就学を強いられました。楢葉町で
ともに過ごした同級生や先生との授業を切望する生徒、父兄に応え、2012年4月、楢葉町
教育委員会はいわき市(多くの町民の避難先)の民間施設を借りて101名の生徒たちへの
授業を再開しました。しかし、楢葉町への帰還にはまだ数年の年月を要します。そこで現
在142名まで増加した生徒たちにより良い教育環境を提供するため、2015年3月までの間、
仮設校舎での就学を計画しました。1億9,100万円の助成金を仮設施設用地造成費用、仮設
校舎設置費用、備品購入費用などに充てました。開校式で楢葉町の松本幸英町長は「子ど
もたちが避難している状況にあっても、より良い教育環境の中で平等に教育を受けさせな
ければならないと考えています。この震災を経験した子どもたちは、必ずや豊かな人間性
と社会連帯感を身につけ、未来の繁栄に能力を発揮してくれると信じています」と挨拶さ
れました。
2013年1月4日

ヤマトグループ