トップコミットメント

未来に継承するサステナブルな社会を追求 ヤマトホールディングス株式会社 代表取締役社長 社長執行役員 長尾 裕

ヤマトグループは、社会を支えるインフラ企業として、事業活動を通じた豊かな社会の実現を存在意義(パーパス)に掲げています。

「持続可能な未来の実現に貢献する価値創造企業」を2030年の目指す姿として定め、経済、環境、社会の価値をかけあわせることで、社会と企業双方の持続可能性を高めていくことを目指した中期経営計画「サステナビリティ・トランスフォーメーション(以下SX)2030 ~1st Stage~」を推進しています。事業構造改革の推進により基盤となる宅急便ネットワークの強靭化を進めるとともに、環境・社会課題を成長エンジンへと転換し、新たなビジネスモデルによる価値創造を通じて、事業ポートフォリオの変革を加速させています。

自社の環境投資や実証実験で蓄積したノウハウをもとに、新たにグリーン・モビリティ事業として、環境・社会課題の解決を通じた経済価値を創出していきます。EVの導入・運用からエネルギーマネジメントまでをワンストップで支援する「EVライフサイクルサービス」の提供や、再生可能エネルギー由来電力の調達・供給を担うヤマトエナジーマネジメントなどの事業を通じて、お客様のサプライチェーン全体の脱炭素化を支援し、コストを収益源へと転換する新たな成長につなげています。

経営基盤に据えるサステナビリティの取り組みについては、中長期的な企業価値の向上と持続可能な社会の実現に向けた2つのビジョン「つなぐ、未来を届ける、グリーン物流」「共創による、フェアで、“誰一人取り残さない”社会の実現への貢献」に基づき、各重要課題(マテリアリティ)に対する取り組みを強化しています。

環境の領域においては、「2050年温室効果ガス(GHG)自社排出実質ゼロ」および「2030年GHG自社排出量48%削減(2020年度比)」の実現に向け、着実に毎年の削減目標を達成しています。引き続き「EV23,500台の導入」「再生可能エネルギー由来電力の使用率を70%まで向上」などの主要施策を推進し、自社排出(Scope1,2)領域のGHG排出量を削減するとともに、サプライチェーン(Scope3)領域のGHG排出削減に取り組んでまいります。さらに、資源循環ソリューションの提供やグリーン&レジリエント物流を推進します。

社会の領域においては、引き続き、社員の多様性を尊重し、エンゲージメントの向上やダイバーシティ&インクルージョンの実現を目指すとともに、地域の抱える問題や、個人のお客様のライフスタイル変化など社会の諸課題に向き合い、ビジネスパートナーとの適切な関係構築を通じたサステナブル・サプライチェーンの構築を推進していきます。

今後も地域のお客様をはじめとする多様なステークホルダーの皆様の声に真摯に耳を傾け、持続可能な未来の実現に貢献します。

2026年4月
ヤマトホールディングス株式会社
社長執行役員 櫻井 敏之