ニュースリリース

「グリーン物流」の実現に向けてEVウォークスルートラックを導入

~中型商用EVトラックの本格導入に向け、神奈川県藤沢市でモニター稼働を実施~

ヤマト運輸株式会社
2020年2月14日

ヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区・代表取締役社長 栗栖 利蔵、以下 ヤマト運輸)は、環境ビジョンである「つなぐ、未来を届ける、グリーン物流」の実現にむけ、いすゞ自動車株式会社(本社:東京都品川区・代表取締役社長:片山 正則、以下いすゞ自動車)が開発した「エルフEVウォークスルーバン」を導入しましたのでお知らせします。

  1. 1背景と目的
    ヤマトグループは、1月23日に発表した経営構造改革プラン「YAMATO NEXT100」の環境ビジョンとして「つなぐ、未来を届ける、グリーン物流」を掲げ、環境や生活、経済によりよい物流の構築を目指しています。その実現に向け、車両のEV化は重要であり、これまでもヤマト運輸は日本で初めての宅配に特化した小型商用EVトラック(車両総重量3.5t未満、普通免許で運転可)をストリートスクーター社と共同開発し、導入を進めてきました。
    そしてこの度、中型商用トラック(車両総重量3.5t以上7.5t未満、準中型免許以上で運転可能)のEV化に向けて、いすゞ自動車が開発した「エルフEVウォークスルーバン(以下:EVウォークスルー)」を1台導入します。
    このトラックはEVであるとともに、車から降りることなく運転席から荷台へ移動できる、「ウォークスルー構造」となっており、CO2削減とセールスドライバーの労働環境向上に寄与するものです。
    ヤマト運輸は、「グリーン物流」の実現に向けて、小型商用EVトラックの導入に続き、中型商用EVトラックの本格導入に向けて、神奈川県藤沢市でモニター稼働を実施いたします。
    EVトラックイメージ
    EVトラックイメージ

    【トラック後方からの視点[1]】

    トラック後方からの視点[1]

    【トラック後方からの視点[2]】

    トラック後方からの視点[2]

    【荷台から運転席への視点】

    荷台から運転席への視点

    【運転席から荷台への視点】

    運転席から荷台への視点
  2. 2EVウォークスルーについて
    1. 1導入により期待される効果・価値
      [1] CO2の削減、大気汚染物質の削減、EVの普及に貢献
      [2] 「ウォークスルー」構造によるセールスドライバーの作業負荷軽減
    2. 2開発メーカー
      いすゞ自動車株式会社
    3. 3車両スペック
      [1] 定員:2名
      [2] 車両総重量:4,970kg
      [3] 最大積載量:1,850kg
      [4] 最大出力:83kw
      [5] 最大トルク:305Nm
  3. 3導入地域と台数
    1. 1導入地域:神奈川県藤沢市
    2. 2導入台数:1台
    3. 3モニター開始日:2月14日
  4. 4今後について
    ヤマト運輸はEVトラックの導入を引き続き推進し、CO2削減や大気汚染防止に貢献していきます。
    また「つなぐ、未来を届ける、グリーン物流」を体現するべく、最適な低炭素車両の開発と導入、再生エネルギー利用、スマートモビリティなど物流の最適化に向け取り組んでまいります。

【お問い合わせ先】
ヤマト運輸(株)広報戦略部 TEL:03-3541-3411

以上