ニュースリリース

2020年06月26日

ヤマトロジスティクス株式会社

アルフレッサ株式会社とヤマトロジスティクス株式会社による
遠隔処方領域における相互協力に関する合意について

 アルフレッサ ホールディングス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:荒川隆治)傘下のアルフレッサ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:福神雄介、以下「アルフレッサ」といいます)と、ヤマトホールディングス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:長尾裕、以下「ヤマトホールディングス」といいます)傘下のヤマトロジスティクス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:小菅泰治、以下「ヤマトロジスティクス」といいます)は、遠隔処方領域における調剤薬局向けサービス開発の共同研究や営業支援等について本日、合意いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。

1.背景および目的
 現在、国内外で新型コロナウイルス感染症が、医療提供体制に大きな影響を与えています。そうした中で、遠隔医療等の分野では、規制緩和等も含めて、急速な変化が予想されております。こうした医療提供体制の変化に備えて、新しいニーズに沿った、安心・安全で確実な医薬品流通ネットワークを構築することは、重要な社会的課題であると両社は認識しています。
 これまで、アルフレッサとヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:栗栖利蔵、以下「ヤマト運輸」といいます)は、2019年1月に「医薬品流通研究会」を共同設立し、この研究会を母体として、今後の医療提供体制への対応や労働力不足等の社会課題への対応について検討してまいりました。そして、2019年9月には「調剤薬局向け在宅医療支援サービス」を共同開発し、その後も病院や調剤薬局、患者様および地域の皆様に貢献できるサービスの検討を続けてまいりました。
 この度、アルフレッサと、ヤマトグループにおいて法人顧客への物流ソリューションを担うヤマトロジスティクスは、両社が持つ経営リソースやノウハウを融合・活用した新しい医薬品流通ネットワークの早期確立の実現により、病院や調剤薬局、患者様および地域の皆さまに貢献していくことで基本合意いたしました。

2.基本合意の内容
 両社は以下について協力してまいります。

(1)ヤマトグループは調剤薬局から患者様への処方薬の配送に関する、資材調達から配達、各種決済までをトータルにサポートするソリューションを提供します。アルフレッサは自らの医薬品流通ネットワークの活用により、調剤薬局を対象としてこのソリューションをご紹介いたします。

(2)遠隔処方領域におけるソリューションの更なる価値向上を目指して、両社の経営リソースおよびノウハウを活用し、調剤薬局内のオペレーションの改善や品質維持、利便性向上を目的とした宅配用専用資材などの共同研究を実施いたします。

(3)遠隔処方領域における市場変化を見据えて、新たなビジネスモデルの構築についての共同研究を実施いたします。

3.今後について
 今後、遠隔処方及びオンライン診療の利便性を向上し、病院や調剤薬局、患者様および地域の皆様に貢献できる多様なサービスの検討・開発を引き続き行ってまいります。

4.その他
 「ヤマトグループ調剤薬局向けソリューション」専用サイトの開設
ヤマト運輸のホームページ内に調剤薬局向け専用サイトを本日(6月26日)開設いたしました。サイト内では、遠隔処方に関連するヤマトグループが提供する各種物流サービス(配送サービス・決済サービス)や梱包資材、業務サポートシステムの紹介など、調剤薬局での物流に関わる役立つ情報をお伝えしていきます。また、専用フォームからのお問い合わせも受け付けていますので、是非ご活用いただければと考えています。
新しいウィンドウを開きますURL:https://business.kuronekoyamato.co.jp/promotion/pharmacy/

以上

【ヤマトロジスティクス株式会社について】
ヤマトロジスティクスは、全国100拠点を超える倉庫や宅急便で培った高度な輸配送ネットワークを活用し、大規模法人顧客を中心に、様々な業界・業種にあわせたロジスティクスソリューションを提供しています。

【用語解説】
 遠隔医療 :情報通信機器を活用した健康増進、医療に関する行為をいいます*1

 オンライン診療 :遠隔医療のうち、医師-患者間において、情報通信機器を通して、患者の診察及び診断を行い診断結果の伝達や処方等の診療行為を、リアルタイムで行う行為をいいます*2現在は新型コロナの影響でICTシステムを使わず、電話で遠隔診療が出来る様になっています(電話やFAX)

 遠隔処方 :情報通信機器等の活用によって、薬局に行かずに医薬品を処方し、自宅で受け取ることを「遠隔処方」として定義し記載しています

 遠隔処方領域 :遠隔処方における調剤薬局から患者個人までの事業領域を「遠隔処方領域」として定義し記載しています

*1. 出典:厚生労働省 「オンライン診療の適切な実施に関する指針」(平成30年3月) 
*2. 出典:総務省 「遠隔医療モデル参考書 – オンライン診療版- 」(令和2年5月)

【用語解説】
 遠隔医療 :情報通信機器を活用した健康増進、医療に関する行為をいいます*1
 オンライン診療 :遠隔医療のうち、医師-患者間において、情報通信機器を通して、患者の診察及び診断を行い診断結果の伝達や処方等の診療行為を、リアルタイムで行う行為をいいます*2現在は新型コロナの影響でICTシステムを使わず、電話で遠隔診療が出来る様になっています(電話やFAX)

【参考】
2019年1月16日
「アルフレッサ株式会社とヤマト運輸株式会社による研究会の立ち上げについて」
PDFファイルを開きますhttps://ssl4.eir-parts.net/doc/2784/tdnet/1663381/00.pdf[PDF:339KB]

2019年9月26日
「アルフレッサ株式会社とヤマト運輸株式会社による「調剤薬局向け在宅医療支援サービス」の共同開発について」
PDFファイルを開きますhttps://ssl4.eir-parts.net/doc/2784/tdnet/1753285/00.pdf[PDF:459KB]

【お問い合わせ先】
報道機関の方
ヤマトホールディングス株式会社 コーポレートコミュニケーション戦略担当  TEL:03-3541-4141

法人・一般の方
ヤマトロジスティクス株式会社 cyozaiyakkyoku@y-logi.com