ニュースリリース

2020年07月10日

ヤマトホールディングス株式会社
Palantir Technologies Inc.

ヤマトホールディングスとPalantir、日本の物流のデジタルトランスフォーメーションを加速させる取り組みを開始

ヤマトホールディングス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:長尾 裕、以下:YHD)とPalantir Technologies Inc.(Co-Founder and CEO:Dr. Alexander Karp、以下:Palantir)は連携し、ヤマトグループのオペレーション変革および物流業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させる取り組みを開始いたします。今後、YHDは、Palantirのソリューションを活用することで各オペレーションのデジタル化を推進し、ひいては日本の物流業界全体のDXを進めて参ります。

現在、多くの日本企業がDXを重要な経営課題と認識し、その推進に取り組んでいます。しかし、複雑なサプライチェーン、企業内に旧態依然の組織構造や慣習が残っている、社内外に点在する大量のデータの集約・活用方法が定まっていない、といった数々の困難に直面している状況です。

そのような中、YHDは2020年1月23日に経営構造改革「YAMATO NEXT100」を発表し、3つの基本戦略の達成に向け、3つの事業構造改革と、「データドリブン経営への転換」を含む3つの基盤構造改革を推進しています。YHDは、Palantirのテクノロジーを高く評価し、今後同社のソリューションを社内で活用することでオペレーションの変革を実行し、ひいては日本の物流業界全体の変革をリードすることを目指します。Palantirとの取り組みにおいて、YHDはPalantir Foundry等のテクノロジーを活用し、その顧客に対して新しい付加価値を生み出すデジタルプラットフォームの構築を目指します。そのうえで、社内外のデータを統合・分析し、高度なデータ分析による物流オペレーションへの変革を目指してまいります。具体的には、リアルタイムの流動データなどの運用データを統合することで、リソースの最適配置、サプライチェーンの合理化、顧客のサービスレベルの向上を目指します。

またYHDは、今後デジタル分野に4年間で約1,000億円を投資し、デジタルプラットフォームの構築、DXの実現に向けた取り組みを加速させます。さらに2020年4月1日にオープンイノベーション推進のため50億円のCVCファンド(Kuroneko Innovation Fund)設立も行いました。これらの取り組みの一環として、今回、YHDはPalantirへの出資も実施いたしました。

本取り組み開始にあたり、各社の代表は以下のようにコメントしています。

ヤマトホールディングス株式会社 代表取締役社長 長尾裕
今回、グローバル市場においてビッグデータの解析のリーディングカンパニーであるPalantirとともに、新たな取り組みを開始できることを大変嬉しく思います。物流分野における当社のデータ基盤とノウハウに、Palantirのテクノロジーを融合することで、当社のDXを加速し、サプライチェーンの最適化ソリューションを広範囲のお客様に提供し、より豊かで、持続可能な社会の実現に貢献したいと考えています。

Palantir Technologies Inc. Co-Founder and CEO Dr. Alexander Karp
Palantirは、最も重要な組織・機関のためにソフトウェアプラットフォームを提供するべく設立されました。物流領域の改革を推進するYHDとの共同での取り組みは、日本、そして日本の重要なインフラの支援に対する我々のコミットメントを示しています。

【報道関係】
■ヤマトホールディングス株式会社 コーポレートコミュニケーション戦略
TEL 03-3541-4141
E-mail:koho@kuronekoyamato.co.jp