ニュースリリース

ヤマトホールディングス

2020年08月07日

ヤマトオートワークス株式会社

車両整備工場「スーパーワークス」を新たに4工場竣工
~「稼働を止めない整備」で複数拠点を保有する運送事業者の安全運行と車両稼働時間の拡大を支援~

 ヤマトホールディングス傘下のヤマトオートワークス株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:江頭 哲也、以下「YAW」)は、運送事業者の安全かつ高効率な事業運営を一層支援するため、全国約70カ所ある整備工場の中でも特に作業効率を大幅に向上させた車両整備工場「スーパーワークス(※)」を新たに4工場竣工し、全国29拠点へ展開します。

 ※ スーパーワークスは、『メカニックが「歩かない」「動かない」「探さない」』をキーワードに、入庫から出庫まで車両を一切バックさせない、車両の生産ライン同様の一筆書きのレイアウトやトラック下の整備でも明るい状態で行える床下照明、空調設備を完備し、安全第一と作業効率、労働環境の改善を図ることで社員の負担を減らしながら作業効率の向上を実現する工場です。

1.背景
 近年のeコマース利用の拡大と新しい生活様式への対応で、より輸送貨物の小口化・多頻度化が進み荷量も増加するなか、運送事業者にとって、「安全」を最優先にしながらも、車両の停滞時間を短縮することで、いかに車両稼働時間の拡大を図るかが重要な課題となっています。
 YAWは、ヤマト運輸の宅急便が成長するなかでご支援いただいた運送事業者へ、整備を通じて貢献することを目的に2003年に設立しました。「稼働を止めない整備」を合言葉に、会員制・予約制の年間定 期保守を主軸とし、稼働計画に基づいた法定点検の実施、ならびに複数拠点の車両整備状況を可視化した車両管理システムの提供など、全国約70カ所の整備工場で働く900名のメカニックにより、これまで年間10万台超の車両整備を安全・高品質を第一におこなってきました。
 設立当初は工場数も少なく、運送事業者の拠点までの移動に時間を要していましたが、運送事業者が多く拠点展開をする物流集積地の近くへ工場出店を推し進めてきました。
そして、今回新たに主要な幹線道路近郊に「スーパーワークス」を4工場竣工し29拠点へと展開することで、複数拠点を保有する運送事業者や、コロナ禍で人々の生活物資を運ぶため稼働を止めることが出来ない運送事業者へ、より一層の安全運行と車両稼働時間の拡大に貢献していきます。

2.各工場の施設概要
(1)YAW拠点のない物流集積地への新規出店
  ①「スーパーワークス柏工場」
  常磐自動車道が通る首都圏交通の要衝であり物流集積地でもある千葉県柏市に、運送事業者のアクセス
 および利便性向上を図るため「スーパーワークス柏工場」を新たに出店しました。
 CO2排出ゼロの再生可能エネルギー電力を採用し、環境にも配慮した施設です。

②「スーパーワークス愛媛工場」
 四国最大の工業地帯があり、港が近くコンテナ輸送が多いことからトレーラーシャーシを保有する運送事業者が多く立地している愛媛県西条市に「スーパーワークス愛媛工場」を新たに出店します。トラクターヘッドを連結せずにトレーラーシャーシを整備できる装置を導入することで、トレーラーシャーシを保有する運送事業者を支援します。また、車両の雨漏れを確認するため大雨を想定したシャワーテストができる設備も導入します。

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(2)工場を集約・拡大し、運送事業者の利便性向上
 「スーパーワークス鳥栖工場」
  九州縦貫・横断のジャンクションを有し、九州の交通の要衝で大きな物流市場がある佐賀県鳥栖市に、
 鳥栖工場と佐賀工場を集約し「スーパーワークス鳥栖工場」として出店します。
  従来の鳥栖工場では車検の取り扱い認可がなく、車検を行う際は近隣の工場まで行く必要がありました
 が、同認可を持っている佐賀工場と集約することで車検の取り扱いが可能になり、運送事業者の利便性向
 上につながります。また、新たに併設する研修所では研修・講習を行い、メカニックの継続的な技術向上
 を図ります。本研修施設は、東日本は東京工場、西日本は京都工場(以下「(3)」)、鳥栖工場で導入
 します。

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(3)工場を移転、ヤマトグループ以外の運送事業者へのサービス提供開始
 「スーパーワークス京都工場」
  新名神高速道路の開通により、物流拠点の増加が見込まれる京都府八幡市に「スーパーワークス京都工
 場」として出店します。なお、従来の京都工場ではヤマトグループを中心に車両整備をおこなってきま
 したが、このたび、ヤマトグループ以外の運送事業者へのサービス提供を開始します。また、スーパー
 フルトレーラーSF25を含むダブル連結トラックを、連結した状態で車両整備できる作業レーンを配置
 することで、次世代車両の整備も支援します。

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【参考】

PDFファイルを開きます別紙「スーパーワークス拠点一覧」参照[PDF:75KB]

以上

報道機関の方:ヤマトホールディングス株式会社 コーポレートコミュニケーション戦略 03-3541-4141
一般の方: ヤマトオートワークス株式会社 広報担当03-5117-8914