データ活用・セキュリティ

基本的な考え方

ヤマトグループは、多くのお客さまの大切な個人情報をお預かりしています。今後も持続的に事業を営んでいくためには、情報セキュリティの確保は必須と考えています。グループ企業理念・企業姿勢に「個人情報の保護」を掲げ、個人情報の漏洩防止に努めています。また、情報セキュリティの確保と共に、全国の走行車両から得られるビッグデータを活用することにより、社会課題の解決に繋げ、新しい価値を提供していきます。

関連するSDGs
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 12 つくる責任つかう責任
  • 17 パートナーシップで目標を達成しよう

サステナブル中期計画2023における主要な目標

  • データを活用した社会課題解決ビジネス創出に向けた基盤の構築完了
  • 情報セキュリティ重大事故0件
  • 主要組織における情報セキュリティ管理者配置100%
    および管理者に対する専門教育の実施100%

その他の詳細の目標や進捗実績はサステナビリティ戦略・目標と実績をご参照ください。

推進体制

ヤマトグループは、情報セキュリティの確保に向けて、コンプライアンス・リスクマネジメントを担当する役員を委員長とするコンプライアンス・リスク委員会を中心とし、情報セキュリティ関連事項を継続的に統括および推進する体制を確立しています。また、ヤマトグループの特に機密情報を取り扱う頻度の高い事業部門においては、ISO27001(ISMS)を取得しています。
認証取得状況は「ESGに関するデータ類」をご参照ください。

データ活用・セキュリティに関する方針

ヤマトグループは、お客さまの大切な個人情報をお預かりしているため、情報資産を守ることは社会的責務と考えています。以下の通り、情報セキュリティに関する方針を策定しています。

情報セキュリティに関する取り組み

ヤマトグループは、年1回の情報セキュリティ教育を実施し、情報セキュリティ教育の受講率100%を目指しています。また、ISO27001を適用している事業所では、内部監査および外部監査を定期的に実施しています。そして、近年、外部からサイバー攻撃を受ける危険性が高まっており、サイバー攻撃に関する対策は喫緊の課題と考え、サイバー攻撃対策の専任部署(YAMATO CSIRT)を設置し、対策を行っています。これからも個人情報の適切かつ安全な取り扱いのために、情報セキュリティに関するルールの浸透、教育機会の拡充などにより、顧客信頼度向上に努めていきます。

データ活用に関する取り組み

デジタル人材の育成強化

ヤマトグループは、2021年度からデジタル人材の早期育成を図るための教育プログラム「Yamato Digital Academy(ヤマトデジタルアカデミー)」をスタートとし、全社を挙げてデータ・ドリブン経営の実現を推進しています。
2022年度のヤマトデジタルアカデミーの受講者数は135名でした。

データマネジメントの強化

データ・ドリブン経営の実現を推進するためには、人材の育成に加え、データの品質管理も重要であると考え、これを担うデータマネジメントも強化しています。
その一環として、社内のデータ問い合わせ窓口「コンシェルジュ機能」を立ち上げました。

デジタルトランスフォーメーション銘柄への選定

ヤマトホールディングスは、経済産業省と東京証券取引所および独立行政法人情報処理推進機構が共同で主催する「デジタルトランスフォーメーション銘柄2023」に選定されました。「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)」とは、上場会社の中から、企業価値の向上につながるDXを推進するための仕組みを社内に構築し、優れたデジタル活用の実績が表れている企業を選定して紹介するものです。

DX銘柄 Digital Transformation